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誰にも何も期待しない

“最善の選択ではなく、選択を最善にする”
著・長倉 顕太
元編集者でベストセラーの本を連発しているそうな。なぜ期待しない、のか。
“選択を最善にするために必要なのが、「期待しない」という姿勢。なぜなら、「期待しない」ことが行動とメンタルの安定につながるからです。”
「自分への期待」「人への期待」「会社への期待」「お金への期待」「社会への期待」
これらをそれぞれ期待しないことを提案している。
私も身に覚えがある。
仕事で、家庭で、苦しくなるのは相手に期待していることの裏返しであることが多々ある。 仕事では、相手が自分の思うように仕事をしてくれなかったり、伝えたことを受け取っていない、仕事に対するベクトルが違う、ということがある。相手は同じ人間ではないし、思うようにもいかないのが当たり前。というのは分かっているが、どうしても分かってくれることを期待してしまい、そうならない現実に不満を抱く。そういう人に対しては距離感を持つことで、そうした時期は乗り越えたとおもったのだが、油断をするといつの間にかまた期待してしまう。 人に対してだけでなく、会社に対しても同じことで、期待をしてしまい不満に繋がる、ということが共通としてある。
家庭では家事育児のことでも同じだ。毎日笑う場面があったり怒りの場面があったりするが、夫婦お互い小さな不満や課題を抱えつつも、二人三脚で協力し合っている。そこには、夫婦間あるいは子供との間で、相手が思うように動いてくれない不満の蓄積があるのだが、「こうしてほしい」という期待が隠れているためだ。
期待して不満を抱えてくすぶっているより、期待しないで軽やかに動いてしまった方が結果的に良いではないか、というのが著者の立場だ。 私はまだ読んだことがないが、著者は「移動する人はうまくいく」という本も書いており、タイトルから察するに”動くこと”を推奨している。 この本のサブタイトルも、「行動力と幸福度を同時に高める練習」とあるように、行動力を高めるために、「期待しない」ことを勧めているわけだ。
私もこの本の趣旨するところに賛成だし、そもそも私自身のことを振り返ると、だいぶ期待に振り回されていたな、と思っていたところでこの本が目に入ってきた、という偶然もあり、再認識させられた。
期待しない、というのは一見寂しくも感じるけれど、それに縛られていると苦しいだけなので、身軽にいこう。まぁそういうことだ。

自分の思考に向き合おう

日々忙しく過ごしていると、なかなか自分のことや今後のことを考える時間が持てない。そんなことありませんか?
あるいは、一人で悩んでいて、なかなか人には相談できない。
もし、そんな状況にあるのなら、ちょっとだけ立ち止まって考える時間を作ってみませんか。
なかなか人に言えない悩みがあるなら、まずは言葉にしてみませんか。
そのお手伝をします。対話の中から発見や納得が生まれることもあるんです。
立ち止まって、自分の思考に向き合ってみると、何かが見えてくるかもしれません。

一緒にその時間を作って見ませんか?