Day 5
〜風光明媚〜
5:30
起床。今日は早い。
なぜなら、これを見ずしてクロアチアを去れるかという個人的メインイベント、プリトヴィツェ湖群国立公園に今日行くからだ。
高速バス2,3時間ほど走ったところにあるその公園は、それはそれは美しい場所だそうで。
7:30
朝食をとり、バスターミナルからいざプリトヴィツェに向けて出発。
前日、夜の暗がりで見れなかった街の景色がバスの窓から見える。
商業用の建物は綺麗なものが多いけど、住居は公団住宅のような大型マンションが集まっている光景が多く、そして建物がかなり古い。もう崩壊するんではなかろうかと思ってしまうような、長年の汚れが蓄積されたのか黒く汚れてぼろぼろの外壁のマンションもある。
一見、廃墟か?とも思ってしまうものもあるけど、人はちゃんと住んでいる。
旧ユーゴの社会主義時代のものなんだろうな。
川を渡り郊外へと進むと、綺麗な、ヨーロッパらしい一軒家の風景が増えてくる。
9:30
そうしたクロアチアの過去と今の景色を眺めながら、いつの間にか居眠りをしていると、思ったより早くプリトヴィツェに到着。
ゲート1 → ゲート2 の順でバスは停まる。ゲート1で降車。
園内をどのように回るか、かかる目安時間と伴にルート案内がある。
プリトヴィッツェ湖群国立公園
クロアチアのザグレブから南へ約110kmのところに位置するプリトヴィツェ湖群国立公園は、マラ・カペラ山脈斜面の南東端とリチカ・プレシェヴィツァ山脈の間にあり、エメラルドグリーンに輝く湖と滝が織りなす絶景が見られる公園です。
琵琶湖の半分ぐらいもある公園内には大小合わせて16の湖と92ヶ所の滝を配しています。
美しい湖群と滝が特徴のこの公園は、標高約640m~500mという高低差のある美しい湖群が、滝によって階段状に繋がっています。
湖畔と滝が特徴の公園内には1146種の植物が確認され、そのうち70種は特有種。山中には24種のランやモウセンゴケなど特有種の群生地もあります。また、野生の動物が生息し、クマや狼、カワウソをはじめ300種近い蝶や鷹などの鳥を見ることができます。
1年中いつでも観光できますが、特に7、8月が見ごろで、秋は世界屈指の紅葉、冬の積雪の頃は滝が凍り美しい景色が望めます。
1979年に世界自然遺産に登録された雄大な自然美を見せる公園ですが、1991年3月にはクロアチア紛争の最初の武力衝突が起こったプリトヴィツェ湖群事件の舞台となりました。1995年8月に終結しましたが、この紛争に伴い、危機遺産リストに登録されました。
地雷の撤去やセルビア人分離独立派の占拠からも解放されていることから危機遺産リストから外され、現在はクロアチア最大の観光地となっています。2000年には世界遺産の登録範囲も100.2k㎡に拡大されています。
世界遺産オンラインガイドより
上流の湖畔から段々と滝で結ばれ下流の湖畔までつづく、16の美しい湖畔群。
ありがとうクロアチア。ありがとう地球。しかしこの写真の腕では何一つ素晴らしさを伝えられない。歯がゆい。帰りのバスに乗るのにゲート2へ。
その途中、相方の猫じゃらしにまんまとはまる猫。クロアチアの野良猫は毛並みが良い。
ゲート2前の道路まで行き、バスに乗ってザグレブへ。
ザグレブ中央ターミナルへ帰着。
しかしクロアチアはスイーツが多めだ。ドゥブロヴニクではジェラード屋が多かったし。
大人の男性同士でもデザートを買いに来る光景も見るので、クロアチアの人は甘いモノ好きが多いのかも。
夜はホテル(Arcotel Allegra Zagreb)のレストランで取ったのだけど、ザグレブの食事ではここが一番美味しかったな。
なによりハリーボッターに似ている店員の対応が素晴らしかった。
無駄の無い動き、テンポの良い応対、深々とした礼、、などと、およそ外国では受けた事の無いサービス。
この男…..できる!
そんなポッターに感動しつつ、明日は相方念願の、クロアチアのヴェネツィアとも呼ばれる事もある、ロヴィニへ移動だ。