ベトナム滞在は1日程度しかできずに市内を少し回った位だったが、それでもあのバイク群には度肝を抜かれたし、道を歩いているとガイドはどうかとかこれはどうかとか何かと売ろうと話しかけてくる商売っ気やその中にある逞しさ、みたいなものが印象に残っている。
カンボジアでは何と言ってもアンコール遺跡の醸し出す歴史とロマンの香りが魅力的で、一方で経済的には決して豊かとは言えない暮らしを地上でも水上でも見ることがあった。しかし人は穏やかで優しく、ベトナムの人よりもソフトな印象だ。海外で記憶を飛ばすほど呑んだのもここが初めてだったな。
それぞれの土地の特色や現地の雰囲気というのは、現地に行って感じるところが多い。そして身近なアジアこそ、混沌としていて面白いと思うようにもなってきた。
そしてこの度で最大の教訓を得たのだが、それは “生搾りジュースを安易に呑んではいけない” というものだ。
もちろん場所によるだろう。欧米やあるいはアジアでもしっかりしたレストランであれば問題ないだろうが、運悪くこの時カンボジア のレストランで呑んだオレンジジュースがクリーンヒットし、最終日腹を下したのだ。
レストランから出てから少ししてお腹の調子が悪くなり、そこいらのホテルにお願いしてトイレを貸してもらったり、急いで宿泊しているホテルに戻りトイレにこもったりしていた。
そして空港までそれは続き、帰りの便に乗るためのシャトルバスを待たせるほどに腹痛と戦っていた。あれには参った。
帰りの便で客室乗務員の人から教えてもらったこととして、果物を切るナイフは色んなものに使われており、そこに雑菌がついていた結果、腹を下すことがあるそうだ。
衛生管理頼むよ…
これを契機に、帰国後お腹が弱い身体になってしまったように思う。いやホントに。それまでミネラルウォーターはどれを飲んでも問題なかった、というかラベルを気にすることなんてなかったのだが、エビアンの水を飲むとお腹の調子が悪くなる時がある。(泣)
エビアンの水は硬水なので、カルシウムとマグネシウムの量がより多く含まれていることで、胃腸への負担もその分増えるのだと思う。
ということで、衛生面に不安を覚える地域では、ジュースといえどリスクがあるので注意して飲食しましょう!