Day 7
〜青に魅せられて〜
6:30
起床。今日はレマン湖沿いにある街に寄りながら、ジュネーブへ向う予定。
8:30
朝食をとり、オーナーのおっちゃん夫婦に別れを告げてユースホステルを出発。湖畔の宿を営み旅人を受け入れる夫婦。よいホテルだった。また機会があったら家族で行きたい。
10:00
ヴヴェイ(vevey)に到着。
ここはチャップリンが晩年を過ごしたことでも有名な地だ。ネスレの本社もあるらしい。
でも街としてはそんなに大きくない。
ヴヴェイ
レマン湖北岸に位置するヴヴェイは、美しい葡萄畑に囲まれている。13-14世紀のサヴォイア統治時代に町の基盤が作られ、中世からワインの産地として栄えてきた。 四半世紀に一度、盛大なワイン生産者の祭り、フェット・デ・ヴィニュロンが開催される。フェット・デ・ヴィニュロンは2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
ヴヴェイは19世紀に世界各国の王侯貴族や芸術家に愛される湖畔のリゾート地として、隣のモントルーとともに発展を遂げた。現在はモントルーとともに、観光マーケティング上のブランド名として「モントルーリヴィエラ」という呼称を使用している。
ヴヴェイの北側にはレ・プレイヤード山(1360m)や、モンペルラン山(1080m)から連なる丘陵地帯が広がり、ナルシスと呼ばれる日本の水仙に似た花が毎年4月末から6月にかけて咲く。
各国出身の著名人が、数多く居住した地としても知られており、特にチャールズ・チャップリンがヴヴェイ郊外の村、コルシエに家を建て、その晩年を過ごしたことは有名である。
wikipediaより
川に沿って歩いていくと、目の前に広がるのはレマン湖。
広がる空、山、湖の美しさに、この旅何度目かの衝撃を受ける。
素晴らしい青の世界。
写真だとなかなか伝わらないのが惜しまれる….
湖には人に慣れた白鳥が泳いでおり、子供達が白鳥に向ってエサを上げたりと、日常の光景がなんとも優雅。
優雅な気持ちに浸りつつ、湖沿いをフラフラ。
どうやらサーカスが来ているようで、広場にはそのスタッフ達が準備中だった。
優雅だ。なんて優雅な街なんだ。
軽く、この街に住みたいとすら思ってしまった。別荘が欲しくなる。(もちろんそんなもの持てない!)
チャップリンが晩年を過ごしたのも納得な街だった。
ちなみに、ここのレマン湖周辺、恐らく近くのカフェからだろうけど、フリーWifiが使えた。この旅最初で最後のフリーWifiが、なんとここレマン湖で!
ヨーロッパは基本的にID持ってないとWifiロックされいて利用できないようになっている。しっかりしている。
そういう点では、アジアの方がフリーWifiが多そうだ。(といいつつ、今はどうなのだろう)
12:30
レマン湖周辺を堪能し、ランチは海外初マック。
しかし困ったことに英語は全く通じず、フランス語オンリー。
ここでも身振り手振りでマックのセットを注文。
スタッフのエヴァちゃん(推定19歳学生)は困った顔をしながらも、かわいらしく笑顔で対応してくれた。胸キュン。
買ったマックは、バンズにパティとレシュティが挟まっていた。ポテトとドリンク含めて、サイズは日本のものと変わらない。
13:00
後ろ髪を引かれつつ、次の街へ移動。ヴヴェイ良かった〜。
13:30
さくっと次の街、ローザンヌに到着。
中心地はレマン湖に近い位置にあり、湖に向けて坂をどんどん下って行くような地理。
そしてこの旅初の縦列駐車。もちろんマニュアルレベルが俺より高い相方にここは任せる。
レマン湖の北岸に位置する。近隣の主要都市としては、約80km北東にベルン、レマン湖に沿って約50km南西にジュネーヴが位置する。スイス連邦の連邦最高裁判所が置かれ、同国の「司法首都」となっている。
国際オリンピック委員会(IOC)の本部が置かれており、「オリンピックの首都(Olympic Capital)」とも言われる。
国際柔道連盟(IJF)、国際スケート連盟(ISU)、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の本部もここに置かれている。
1973年より、若手バレリーナの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクールが開催されていることでも知られる。wikipediaより
ローザンヌ大聖堂隣の広場から見渡せる街並み。ここローザンヌには、オリンピックの本部があるそうだ。
ローザンヌ大聖堂
正式名称は「聖母マリア大聖堂」。ノートルダム大聖堂(寺院)はパリが有名だが、この名称の寺院・大聖堂はヨーロッパ各地にある。ここもその一つで、12~13世紀にかけて建造されたスイス屈指のゴシック建築の傑作とされ、ローザンヌのシンボル的存在といわれている。市民からは「カテドラル」(大聖堂)という通称で親しまれている。
内部の南側壁に「薔薇窓」と呼ばれる直径9mのステンドグラスがある。全長11m、幅8m、高さ8mで、約7000本のパイプを備えた巨大なパイプオルガンは2003年11月末に完成したもので、15世紀の初代から数えて5代目にあたる。螺旋(らせん)階段を通って鐘楼(しょうろう)へと登ると、ローザンヌの町並みやモンブランアルプス、レマン湖が一望できる。
コトバンクより
大聖堂近くには大学があり、学生さんが周辺には多くいる。
15:00
ローザンヌはほどほどにして、泊まる予定をしているジュネーヴのユースホステルへ向う。
16:00
そしてジュネーヴにもさくっと到着。レマン湖周辺なだけに、近い近い。
さて、ジュネーヴのレマン湖といえば、あのジェット噴水。ジェッドーはどこだ!
ということで、ポリスちっくな人に噴水を聞く相方。あっちか?あっちなのか?
うーん、どうやらジェッドーはやってない。。
代わりに滑り台を発見。この日のレマン湖は風も強くて、人は少なめ。
なので、ぽつねんとある岸辺の滑り台がどこかシュールだった。
美女が寄せては返す波をただ見つめている。何か悲しいことでもあったのだろうか。
手前の白鳥も心無しか悩ましげに見える。なんだこのコラボレーション。
ここにある6000以上の植物で飾られた花時計は、ジュネーヴの時計製作業界の名誉を祝して1955年に設置されたらしい。
この花時計は世界最大で、直径5m、周囲は17.7mのようだ。
もちろん、そんなことは当時知る由もない。
時計の購買意欲はもうすっかり無くなってきたので、ガイドにあるルソーの生家ってのを探して街をぶらぶら。
ふらりとバイオリンを演奏し出す人もいてオシャレ。
路地で演奏するから、音の反響でさらに効果的。
うーん、生家ってのはどこだ……
夕日に心を奪われて、ルソーの生家のことはすっかり忘れた。
坂を下って行くと、おっさん達が何やらゲームをしている。
スイスに入ってからしばしば見るこのゲーム。なんだろうか。
ユースホステル方向へそろそろ戻る。
そういえば帰り道、相方がブラジル人らしき人にちょこっとからまれた。
そいつは最初壁に寄りかかって携帯をいじっていたのだけど、
「“持ち物をチェックするような目配りをしていた”のと”そいつの前を通り過ぎた瞬間にその行動を止めて、いきなり喋りかけてきた”」ので、怪しいと思った。
相方は、「“べたべたと体を触ってきた”のと”写真を撮ろうとしたら嫌がった”」ので怪しいと思ったらしい。
おー、人によって見るとこ違うなー。そんな一幕。
そいつはさっさと退散していきました。
その先の道にあったのはピンク街。そういうスポットだったかぁ。
20:00
夜はユースホテル近くの店で。
この日のディナーは、名物チーズフォンデュ。付けるのはパン、そしてやっぱりポティト。
どこまでポテトが追っかけてくるのか。
そして白ワインのボトルを開けるが、やはりローテンブルクで飲んだフランケンワインが忘れられないことを知る。
チーズフォンデュには赤ワインも混ぜられていて、相方はすっかり酔っ払い。
そしてポテトが腹に溜まる溜まる。この日もなんとか完食、といったところ。
酔いを醒ましに夜のレマン湖に散歩。レマン湖沿いの何やらおしゃれなホテル。
22:00
ユースホステルに戻りそろそろ寝る。
ちなみに今度は6人部屋。相変わらず同室人はいないか、既に寝ている状態。みんなナイトライフを楽しんでいるのだろう。
明日も早いのでさっさと寝る。
レマン湖を堪能したDay7。明日Day8はいよいよ、シャモニーへ!