初アフリカの次は、初アジアだ。
アジアは広い。が、一つ見ておきたいものがある。アンコール・ワットである。
写真でしか見たことはないけど、見るからにカッコいいよね。歴史のロマンとカッコよさを体現している。
今回は男二人の旅である。プランニングをし、ベトナムのホーチミン経由でカンボジアはシェムリアップへ入る。せっかくなのでホーチミンで1日を過ごしてから、だ。
2回目の海外旅行、しかも近場のアジアということで前回ほど緊張感はない。我ながら慣れたもんだ。
ホーチミンのホテルに夜に到着して1泊し、朝から夕方まで観光、夕方にシェムリアップへ移動するというプランだ。
そうしたアウトラインはあるものの、何をするかはノープラン。
ホテルを出れば現地の人にさっそく声をかけられてガイドは必要かとあれこれ聞かれる。
最初は断っていたが、予定もないので結局は別の人にバイクガイドをお願いすることになり、バイクで市内観光をしてもらうことに。
ベトナムはバイク天国だ。
行き交うのは8割バイク、1割車、残りが人とチャリ(道路にいるのだ!)。
そして交通ルールが全くない。
信号無視は当たり前、逆走、道路横切り、4ケツ走行となんでもござれ。
クラクションの音が挨拶のように溢れかえっていて、どこで鳴ってるのかもはや分からない。
このバイクの川を、さすがベテラン、スイスイ運転していく。そしてたまに車にぶつかる。んんん???
このごちゃごちゃ感、まるでアトラクションにのっているみたいに、楽しめたから不思議。自分じゃ絶対運転したくないけど。
チャイナタウンにある写真のティエンハウ寺はベトナム最古の華人寺のひとつで、航海安全の守り神ティエンハウ(天后聖母)が祭られているとのこと。
天井に渦巻きの蚊取り線香を掲げて、祈願をするようだ。
面白い蚊取り線香。
その後、路上のカフェ(というか地元民の集まる露店喫茶のようなとこ)でコーヒーをいただく。
現地の氷は要注意…だよな。しかし暑くて喉も乾いた。ということでいざ…!
その後はガイドと別れ、無駄にアオザイ着てシクロに乗りながら市内観光を楽しむ。
一通り観光を満喫して空港へ向かうと、目の前には帰宅ラッシュのバイク群。もうこの光景は笑うしかない。
そうしてカンボジアのシェムリアップ空港へ移動。明日から遺跡群を案内してくれるガイドが迎えに来てくれ、ホテルへ移動するのだが、飲みに行こうという提案をもらいそれに乗っかることに。
彼も仕事終わりのついでだということで、地元民あつまる雰囲気の良い飲み屋に連れていってもらった。地ビール”Angkor”でみんなで乾杯!
彼の友人らも集まってきた。どうやら同じガイド仲間ということで、日本語も話せるのでこちらも助かる。むしろ英語はダメみたいだ。
書くのはあまり上手くはないようだが、話はとってもうまい。
8人前後、みな男子。話はそのうち下ネタ全快になっていき、あんまり日本と変わらないのが面白い。
飲み始めは21時半頃だっただろうか。一緒にいる相方は酒に激弱なため先にダウンし23時にホテルに戻って行く。
そして一人残され、というかまだまだ飲めるぜ、という事でその後みんなとカラオケに移動した。
そこでは何故か一人一人に女の子がついてくる。なるほど、ここはキャバクラか、あるいはカンボジアではそういうシステムなのか?
カンボジアの公用語はクメール語だが、もちろんそんな歌は歌えない。しかし驚いたことに若干の日本の歌が入っている。ウルフルズとか入っている。
よしここは一発ウルフルズで場を上げるかと歌ってみるが、続くみんなはバラードである。あっ、女の子いるし、そういう感じ?
そしてこっちに気を使ってか日本のバラードを歌ってくれたりもするのだが、おそらく昭和のバラードでむしろ知らない。なんだこの異空間。
そしてこの辺りから記憶が定かではない。
記憶を飛ばしたようで、相方の話によれば深夜2時半に戻ってきたそうだ。これもまた良い思い出だ。