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ヨーロッパの旅 ~Day3~

Day 3
〜ロマンとメルヘンに溺れて〜

男二人のヨーロッパドライブ旅。
Day2はブリュッセルを出発してフランクフルト着、という緑の経路だった。
さてDay3は、オレンジ経路にあるヴュルツブルクから、ロマンチック街道へと突入する。

 

 9:00

出発。昨日の坊主シャツはいなかった。
しかし変わってかわいい受付嬢に変わっていたので一緒に写真を撮る。
「良い笑顔だね」と言うと、「知ってるわ」と切り返してくる。胸キュン。

フランクフルト空港が近いせいか、真上を飛行機が、しかも間近に通過する。迫力の高速道路。

昨日とはがらりと変わり、すっかり晴れて良い天気。
目指すはロマンチック街道の北入り口、ヴュルツブルクへ。

ロマンチック街道とは

ロマンティック街道(ロマンチック街道とも)は、ドイツのヴュルツブルクからフュッセンまでの約400kmの街道ルートである。 ドイツでは、「観光街道」(ドイツ語表記では、Ferienstraße – 休暇街道。ドイツでは150以上のこうした観光コースが指定されている)として指定されているものの一つ。
ここでの街道とは、そのような1本の道があるというのではなく、ほぼ直線状に連なったドイツの観光名所を地図の上でつなげ、続けて観光するのに便利なように案内した順路のようなものである。
ロマンティック街道は街道沿いに点在する中世都市(ローテンブルク、ディンケルスビュールなど)や美しい城(ノイシュヴァンシュタイン城、ハールブルク城など)、宗教建築(ヴュルツブルクの司教館やヴィースの教会など)、工芸品(クレーグリンゲンのマリア昇天の祭壇など)が点在し、フランケン・ワインやドナウ川のます料理など観光資源が豊富なルートで、最も人気の高い観光街道の一つである。ロマンティック街道はローテンブルクでやはり人気の観光街道古城街道と交差する。

語源について、「ロマンチック街道という名称は、国内外の旅行者が中世の町や夢の城ノイシュヴァンシュタインを見て感じるもの、すなわち過去に戻ったかのような感覚と魅力を表現している」と説明されている。
wikipediaより

ヴュルツブルクはマリエンベルク要塞へ到着。
観光客も多く、ツアーバスもいくつかある観光場所。
さすが元要塞。この分厚い通りを抜けると要塞化された教会がある。
丘の上に立つ要塞。古くは「ヴィルツェベルク」と呼ばれ、 紀元前1000年頃には既にケルト人の砦があった場所らしい。

マリエンベルク要塞

中世のヴュルツブルクの大司教領主の居館。この城塞は、マリエン礼拝堂を囲むように13世紀初頭に築城したのがその始まりである。その後、1253~1719年までの450年以上にわたって、この一帯の領主だったヴュルツブルク大司教の居城となった。
この城は、1631年にスウェーデン軍により攻撃を受けた際に、城壁が築かれ要塞化した。その後も16世紀まで拡張が続けられ、今日の姿になった。
この城は、城壁や門をはりめぐらした堅固で複雑な構造になっていて、城内にはマリエン教会のほか、眺めのよい庭園があり、現在、ドイツの著名な彫刻家リーメンシュナイダー(1460頃~1531年)の彫刻があるマインフランケン博物館、ヴュルツブルクの歴史に関する資料を展示した領主館博物館などもある。
ヴュルツブルクの大司教領主は1920年、近くのヴュルツブルク司教館(レジデンツ)に住まいを移した。
コトバンクより

堀で囲まれている。
古城に青い花。なんかエモい。
そして見下ろせばこの景色!
眼下に広がるのはヴュルツブルクの市街。世界遺産のレジデンツもあそこにある。丘の下には葡萄畑が広がっているのだ、
ビュルツブルグはフランケンワインでも有名で、ゲーテがお気に入りのワイナリもあったそう。
フランケンワインは羊の皮の袋をデザインした薄い円形のビンに入っているリースリング種の白ワインとのことで、カルディでも見かけることができる。飲みやすく美味しい。
この街から来てたのか、と後になって知ってしみじみする。これも旅の醍醐味だ。
ヨーロッパはすぐ絵になるから困る。このカップルもそう。一方我々は男二人で絵にもならない。
向こうの方にも城が見える。
要塞背面
要塞内部へ入って行くと、塔が見える。下内部にちらりと入れる。
中広場は一面窓

礼拝堂
シンプルな内装
そんなこんなで要塞を後にする

要塞を後にして、次はロマンチック街道でも有名というローデンブルグへ向かって出発。

ヴュルツブルグにも路面電車は走る

 

 13:30
ヴュルツブルグから南下しほどなく走ればローデンブルグに到着する。

初の駐車メーター。操作すれば大体わかるような感じ。
城壁に囲まれたローデンブルクの入り口

ローデンブルク

ロマンチック街道と古城街道が交差する場所に位置している「ローテンブルク」。ロマンチック街道沿いで最も人気のある美しい街で、「中世の宝石箱」と讃えられています。紀元前500年頃からの歴史を持ち、第二次世界大戦のときに街の約4割は焼失してしまったローテンブルクですが、街の人たちの協力により中世の街の姿が忠実に再現されています。城壁に囲まれて佇む中世の街並みは、まるでおとぎの世界に迷い込んだよう。城壁内には、一年中クリスマスのお店があり、石畳の路地やオレンジ色の屋根と木枠の壁の家々など、古き良き中世の姿を残す、ロマンティックでメルヘンな街並みが広がります。小さい町ながら、見どころ満載!美しく夢のような街並みに、うっとり魅了されること間違いなしです。
阪急交通社より

早速かわいらしいスペースが出迎える
すぐメルヘン
お店にはこうしたシンボルのような看板があちこちかかっている
聖ヤコブ教会の広場でサッカーする兄弟。シュートをセーブされた弟が兄の尻を叩いている
聖ヤコブ教会

聖ヤコブ教会

14世紀初めから15世紀末にかけて、200年弱の歳月をかけてつくられたゴシック様式の教会である。ローテンブルクの中央教会で、現在はプロテスタントの教会になっている。十字軍が聖地エルサレムから持ち帰ったとされるキリストの聖血が祀られているため、中世以来、ローテンブルクは北アルプス以北で最も重要な巡礼地とされてきた。
教会内部には、ドイツの著名な彫刻家リーメンシュナイダーの作品である「聖血の祭壇」、画家フリードリッヒ・ヘルリンの「十二使徒祭壇」(Zwolfbotenaltar)があるほか、東内陣のステンドグラスや5500本のパイプを持つパイプオルガンなどが見どころである。
コトバンクより

猫。そういえば、ヨーロッパで猫を目にすることが少なかったな
テディベア専門店
ここはクリスマス専門店。巨大ブリキ人形が目印だ
どこもメルヘン
ここにもメルヘン
ミクロなメルヘン

ローテンブルクの街には方々に色んな塔がある。この塔はレーダー門と呼ばれ、上から街を眺めることができるらしいので、登ることに。
他の客はいなかった。なぜだ、みんな知らないのか。

塔からの眺め。かわいらしい街並み。メルヘンの箱庭だ。
反対側。城壁に囲まれているのが分かる。
受付のじっちゃん。気難しそうかと思いきや、ノリノリで一緒に写真を撮る。かっこいいのだ。
城壁はこの様に通路があり、歩いて行くことができる。名前のプレートがいくつも見れるのだが、これは城壁の改修費用を寄付した人の記念プレートがここに飾られているそうだ。
向いには別の塔。街中では観光客向けの馬車も通る。
遠くにある聖ヤコブ教会。光が射して不思議な光景。
 15:30
そろそろ宿を決めねば、ということでポケットwifiの電源を入れ調査。
この街の中は高いだろう、と思いきや安宿を発見。場所を調べて宿へ突撃。
そして空きがあったので難なく一件目で宿ゲット。ラッキー。
ということでこの街で更にブラブラすることに。カメラ小僧としてはどこも絵になるので必然的に撮りまくり。

街の中央広場

ローテンブルク市庁舎

市の行政局として使われているドッシリとした構えの市庁舎は、ゴシック様式とルネッサンス様式との2つの異なった様式の建物から成っています。
前者は13~15世紀初頭に、後者は16世紀後半に建てられました。この2つの建物の間には大変美しい中庭があり、ぜひ見逃さないで欲しい場所の1つです。
また、高さ60mの鐘塔の展望台からは中世の雰囲気たっぷりな旧市街と周囲の美しい田園風景を一望する事が。
Cool Germanyより

だめだ、どこを撮ってもメルヘンにしかならないこの街は。
歩き回って腹が減った。移動により昼食を取っていなかったこともあり、早めの夕食に。
この街はホテルと一緒になっているレストランが多く、一件目はホテル利用客分しか受け付けてないのか、NGだった。
二件目の、これまたアットホームな家に入り、ここもホテルだったがOKしてくれた。そして三夜連続、ここもまたおばちゃん。
ドイツの白ワイン。 特に相方の飲んだ白ワインが水のように飲みやすく、フルーティで美味しい。 名前をど忘れしたのが悔やまれる。
牛肉のソテー。ガーリックバターを添えて。これまたうまし。おばちゃんお手製。
デザートにチョコボール。パイ生地で出来た、中はサクサク、というかパサパサしている。これもおばちゃん手作りだ。
シュネーバレンと言い、ローデンベルグ名物で”スノーボール”と呼ばれるそうだ。
そういえばおばちゃんもスノーボールと言っていたけど、大きなチョコボールにしかみれない。というか、これはチョコでコーティングされたもの。他にも種類がある。
おばちゃん。ごちそうさまでした。
その後宿に戻る。ここで相方の右足が原因不明の痛みでリタイヤ。
夜の街を一人散策する。
さっきのお店で使っていた食器だ。地元の名産なのだろうか。
このローデンブルグ、周囲を全長3.5kmの城壁にぐるりと囲まれており、中世の面影を今なお残していることがよく分かった。
一時は帝国自由都市として繁栄するも、30年戦争と呼ばれるカトリックとプロテスタントの争い(1618~1648年)に敗れた結果、荒廃し見捨てられた時期があったのだとか。
それが幸いして中世の街並みを残せたものの、第二次世界大戦で空襲を受け、町の4割が廃墟と化したと言われているのは街の説明であった通り。
その後、人々の努力と国内外の援助によって修復がなされ、今の街並みがあるということで、その一端は城壁にあった名前のプレートだったわけだ。
街中のどこを切り取ってもメルヘンでラブリーだが、それは人々の協力によって今日その姿があるのだなぁ、としみじみするのであった。そんなDay3。次はDay4へ。

自分の思考に向き合おう

日々忙しく過ごしていると、なかなか自分のことや今後のことを考える時間が持てない。そんなことありませんか?
あるいは、一人で悩んでいて、なかなか人には相談できない。
もし、そんな状況にあるのなら、ちょっとだけ立ち止まって考える時間を作ってみませんか。
なかなか人に言えない悩みがあるなら、まずは言葉にしてみませんか。
そのお手伝をします。対話の中から発見や納得が生まれることもあるんです。
立ち止まって、自分の思考に向き合ってみると、何かが見えてくるかもしれません。

一緒にその時間を作って見ませんか?