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ヨーロッパの旅 ~Day11~

Day 11
〜セーヌ川の中心で愛を叫びたい〜

 

 7:30
起床。この日は凱旋門に朝一で行き、あとは自由行動。

 10:00
凱旋門に到着!
チュニスのメディナで見たフランス門と全然違う。(当たり前) オリジナルは立派だ。
朝の通勤か、周辺は流れるプール状態。恐ろしい。昨日まで車だったのもあり、車では来たくない場所だ、とつい思ってしまう。

さて、凱旋門の展望台へ行くために、地下道から凱旋門真下へ移動。
と同時に、朝からまたやられる。
凱旋門へと続く階段手前には凱旋門にまつわる資料が掲載されているのだけど、それを見てるとふらりと男が親しげに寄り添ってきた。
“コンニチワー”と言ってくるその男はフレンドリーに話かけてきて、「お、なんだ、凱旋門の歴史でも教えてくれるのか?」だなんて思って話をし始める。
以前はこのパターンで(とはいっても店だったけど) 親しくなったこともあったから、邪見にせず受け入れていると、俺の指をとり、緑白赤の糸をぐるぐると巻いてくる。
何やら勝手に作り出したぞコイツ。
あー、そういうパターンか!これ、そのまま買ーわーさーれーるー。

「これ買わされるねぇ。」と呟くと同時に、男は手早く事を終わらせる。
“フレンド、このミサンガは€15だ” と言ってくる男。
フレンド違うわボケ!と思いながら、拒否。
けれど男は俺を見ようとしない。一切話をしない姿勢だ。こいつ!

すったもんだで結局€5払ってしまった、というのが苦い思い出だ…
凱旋門周辺にはご注意を。

凱旋門真下にある献花場。
第一次世界大戦の無名戦士の墓がこの下にあるようだ。
凱旋門

フランスの首都パリのシャンゼリゼ通り西端、シャルル・ド・ゴール広場にある門。ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍が1805年にアウステルリッツの戦いでオーストリア・ロシア連合軍に勝利した記念として、その翌年の1806年にナポレオンの命令で建設が始まり、30年後の1836年に完成した。
高さ50m、幅45mで、壁面はナポレオン軍の戦闘を描いたレリーフがあるほか、凱旋門の下には、第一次世界大戦で戦死した無名兵士の墓がある。エレベーターか階段で屋上に登ることができる。パリで凱旋門といえば、一般にこの凱旋門を指すが、パリ市内にはほかにカルーゼル門、サンドニ門、サンマルタン門など多数の凱旋門が存在する。このため「エトワール凱旋門」と呼ぶことも多い。正式名称は「エトワール広場の凱旋門」
コトバンクより

螺旋状の階段をひたすら登れば、凱旋門の屋上につく。
朝から人が大勢いる。
眼下に広がる、シャンゼリゼ通り。
この凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りを始め、12本の通りが放射状に延びており、その形が地図上で光り輝く「星=étoile」のように見えるので、凱旋門の広場は「星の広場(エトワール広場) la place de l’Etoile」と呼ばれていたらしい。
そのため、「エトワール広場の凱旋門」の意味の「Arc de triomphe de l’Etoile」との正式名称があるのだとか!
但し、現在この広場は「シャルル・ド・ゴール広場 la place de Charles de Gaulle」と名称が変更になっている、とのこと。
メモ情報より。
「パリよ!あたしはパリに帰ってきたのよ!ボンジュールパリ!」
と、ムンクさんも嬉しそうです。

シャンゼリゼ通りにある店で食べたサーモンクリームパスタ、これうまかったー。さすがおフランス。

その後は各自自由行動。土産の買い物を済ませたかった事もあり、オペラ・ガルニエ近くにある“ギャラリー・ラファイエット”へ。
ホールのステンドグラスが圧巻。どこいってもしゃれおつなパリ。恐ろしい。

買い物を済ませて一旦ホテルへ。
受付で最寄りの郵便局の場所を聞き、英語を頑なに話さないフランス人、という前評判通りの感じだったので、郵便局で身振り手振りで荷物を日本へ送る用の”コリッシモ”と呼ばれる箱を購入。念のため相方の分も買っておく。優しさ。
コリッシモについては他で丁寧に説明されているので詳細はgoogle先生へ。
前もって調べておいて良かった。

 14:00
土産や荷物のための用は済ませたので、かつてサルトルが過ごしたというサン・ジェルマン・デ・プレになんとなく行きたかったので、そっち方面へ自転車で向う。(サルトルの本読んでないんだけどね!)

オルセー美術館あたりで自転車を降り、ふらふらと散策して目指す。
美術館の前には動物達のモニュメントが並んでいる。

並木道。さーてどっちだ。
串刺しにされたオブジェ。なんぞこれ。
 15:00
ふらふら迷いながら、サン・ジェルマン・デ・プレ教会に到着。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会

サン・ジェルマン・デ・プレ教会と言って必ず付いてくる形容詞は、「パリ最古の」教会であるということ。その歴史は6世紀にまでさかのぼります。メロヴィング朝の王であったキルデベルト一世が、聖遺物や王の墓を収めるために建築した教会が原型です。その後558年にキルデベルト一世が亡くなり、自ら建てたこの教会に葬られました。その当時は今の名前ではなく、聖ヴァンサン教会という名前でしたが、パリ司教であった聖ジェルマンが576年に亡くなり、その後サン・ジェルマン・デ・プレ教会と呼ばれるようになりました。
9世紀にはバイキングの侵略にあい、さらに火事で教会は壊滅してしまいます。
1000年に入って、当時のフランス王ロベール二世の命により、修道院長のモラールが再建築にあたりました。教会のシンボルでもある鐘楼もこのときに作られたものです。もとは3つあったのですが、現在は一つしか残っていません。この鐘楼は1014年に建てられたので、もう1000年の歴史があるということですね。
建築様式は鐘楼に代表されるロマネスク様式です。パリではなかなかお目にかかれないタイプの建築様式なのだそうですよ。
PARIS naviより

中に入ってみると、派手さはないものの、深緑の色合いがゆったりとした雰囲気を醸し出す。
周辺は高級ブティックが多くあり、ここはどうやらおしゃれな街のようだ。
教会正面にある、レ・ドゥ・マゴという有名カフェ。
歩き疲れたのでここで休憩。

ドゥ・マゴ

1885年創業のフランスの老舗カフェ。
当初はマラルメ、ヴェルレーヌ、ランボーらが常連であったが、1933年にカフェの常連であった文学者・画家らによってドゥ・マゴ賞が創設されて以来、シュルレアリスト、次いで実存主義哲学者など多くの文人が集まる文学カフェとして知られるようになった。現在は観光客が来店客の約70%を占める。
wikipediaより

店内にはヘミングウェイが座った席があり、その後ろにはその写真も置かれている。
すでに先客がいて座れなかったけど。

マゴとは中国の陶器の人形のことで、ここにカフェができるまでは中国絹のお店だったとか。店内に飾られていた2つの人形がお店の名前に。 このカップのイラストもそれだ。
そろそろ散策再開。
その隣にあるカフェ・ドゥ・フォロール。ここもピカソを初めとした著名人が集まっていたカフェだそうな。
この通りはギャラリーが多く、色んなアート作品が並んでいる。しゃれおつな街だ。
しばらく歩き、世界最古だとういうデパート、ル・ボン・マルシェに。創業1852年らしい。買いそびれたお土産をここで買い足す。

野菜がおしゃれに見える不思議。日本の調味料も売っていて品揃えが良い。
その後も街並み散策だ。
周辺は住宅街。ここもご多分に漏れずピッタリとした縦列駐車。
おしゃれな雑貨屋さんで働く笑顔の素敵な女性。
 17:00
セーヌ川沿いに戻ってくる。正面はルーヴル美術館。
ガイドブックから、近くにピカソも通ったという画材店を発見し、突入。
1887年創業で、セヌリエと読む老舗店。
ムンクさんも懐かしそう。
大量の画材が揃っている。
ちなみに周辺には美術学校があり、学生も多い。

文房具店や画材屋は、陳列が美しかったり色とりどりだったり多彩な商品が揃っていたりと、見ていて飽きないしあの雰囲気は好き。

もう夕暮れ時。

セーヌ川をはさんで、ルーヴル美術館と対岸を結ぶ橋には、何やら大量に鍵がある。
あぁ、なるほど。
カップル二人で一緒に鍵をかけては”二人の愛は永遠だよ”とか言っちゃうのね。
なんというロマンチックな橋。なんという残酷な橋。

鍵をしげしげと見るおじさん。永遠の愛を思い出すために来たのか、はたまた娘の名前でも探しているのか、あるいは…
カメラマンも多い。
鍵をかけるカップル。
ハート形のものも
ふと目をセーヌ川に向けると、デルタゾーン。あれは鴨川デルタ、もといセーヌ川デルタ!

 18:00
ホテルで相方と合流し、夕食は近くの日本食レストランに。そろそろ和食が食べたい男二人。
店員は中国の人だったけど、味はしっかり寿司だった。久しぶりに米を食べるかも。うまー。
ちなみに相方は、ルーヴル美術館に行っていたそうだ。
次にパリへゆっくり来る事があったら、行ってみたい。

 20:00
男二人ではあるが、一応パリの夜景は押さえておくか、ということでパリの南に位置するモンパルナスタワーへ行っておく。

地上209m、屋上60階から見えるパリの夜景は、綺麗。
サーチライトが点灯する夜のエッフェル塔。

 

しっかりパリを歩いて感じたDay11。翌日は、ついに帰国の日を迎えるDay12だ。

自分の思考に向き合おう

日々忙しく過ごしていると、なかなか自分のことや今後のことを考える時間が持てない。そんなことありませんか?
あるいは、一人で悩んでいて、なかなか人には相談できない。
もし、そんな状況にあるのなら、ちょっとだけ立ち止まって考える時間を作ってみませんか。
なかなか人に言えない悩みがあるなら、まずは言葉にしてみませんか。
そのお手伝をします。対話の中から発見や納得が生まれることもあるんです。
立ち止まって、自分の思考に向き合ってみると、何かが見えてくるかもしれません。

一緒にその時間を作って見ませんか?