Day 8
〜水の都を歩く〜
7:00
起床。
朝食の種類がびっくりするほど無い。ホワイ?
ヴェネチアのホテルはほぼ場所代か…!
9:00
ヴェネチア本島へ向かうバスに乗るにはチケットが必要だ。
ホテルのカウンターでバスの往復券を買う。1人18€。もう早速高い。
おっと、お金のことは細かく気にしないんだった。
小さいことは忘れていざヴェネチア本島へ出発。
本島へかかる橋を走ると、次第に見えてくるヴェネチアの街。
外から近づいていくと、日本では考えられない位、海面すれすれの水位に街が建っていることが改めて分かる。
これはいつかは沈むと言われますわ。。
10:00
玄関口であるローマ広場に到着。ホテル最寄りのバス停から15分程度。
バスターミナルには複数のバス停があり、人で賑わっている。
ここまではバスや車、電車で来れるのだが、これ以降は徒歩か水上バス”ヴァポレット”で移動する必要がある。
さて、まずはサン・マルコ広場へ向かおうということで、早速ぶらぶらと歩き出すのだが、30分もすれば何故かスタート地点にいる二人。ホワイ?
どうやらさっそくヴェネチアンマジックにかかっているようだ。(ただの方向音痴)
ということで、ダイソーの方位磁石を取り出し、路地裏迷路の探検を改めて開始。
ヴェネチアは細い道が幾重にも別れており、油断するとすぐに迷子になる。
歩いていればだいぶ要領を得てくるけれども、方位磁石が大活躍するほど探検家向きの作りになっている。
11:30
サン・マルコ広場へ到着。
かのナポレオンに“世界で最も美しい広場”と言わせしめた広がりがいま目の前に!
………という感慨はあまり湧いてこない二人。
人ひと&ヒト。あとハト。
ブリュッセルのグランプラスで見た荘厳な建物群に囲まれたあの広場を思い出す。
こちらは建物は低く開けた空間で全く別な場所ではあるものの、やっぱり最初のインパクトが強かったグランプラスの方が色濃い感じがする。
開けた空間も、人の多さに塗りつぶされてしまっている。
かつて十字軍(アルプに言わせれば強奪者達)がこの広場を足にしたのか、と思う一方で、サン・マルコ広場はその周辺にブティックが立ち並び、商業感というか観光地感の強さも印象的だった。
12:30
ランチはもちろんイタリアン。何よりも驚くのはワインが安いこと。一杯大体水の同じ金額だ。ありがたい。さすがバーカロ文化、こうでなくっちゃ。
ヴェネチア伝統料理のBigoli in Salsaを食べてみる。ごんぶとのパスタが非常にパンチ力があり、食べごたえあるパスタだった。
14:00
引き続き散策を続け、ムラーノ島まで足を伸ばしてみることに。
本島からヴァポレットで10分程度で着くムラーノ島へ到着。
ヴェネチアングラス発祥の地であり、職人が多くいる街。
各工房では職人の仕事を見学できる他、多様なグラスが販売されている。
お土産屋が連なるメインストリートから路地裏に一歩足を踏み入れれば、静かな居住エリアになっていて、本島に比べれば人も少なく静かで、こちらの方が二人好みな場所だ。
ムラーの島では職人がヴェネチアングラスを作る姿を見学できる。
17:00
ヴァポレットに再び乗り、ヴェネチア本島へ戻る。
このヴァポレットは複数のルートで本島各地や離島を周遊しており、ヴェネチア民の足になっている。
本島を歩いていて見る景色とはまた違ったヴェネチア島の美しさが船に乗っていると発見できる。
柳川との違い、ここにあり。
19:00
夕食は下調べしていたお店で、と思っていたのだがそうもいかなかった。昼間閉まっていたお店のシャッターは開いているのだが、店内が暗い。
おそるおそる扉を開けて店主に聞いてみると、どうやら設備トラブル発生中のようだ。そのため、今日営業はしないとのこと。がくり。
ただ、妻と二人で気になっていた近くのお店があったので、空き席があったのでそちらにしたところ、この店が大当たり。
やっと(?)美味しい料理を口にすることができた。イズマイルのパノラマカフェ以降、ここまで長かった。。
やっぱりイタリアはトマトだね。
中庭のように囲われた空間で、天井はなく開放的に食べられるこのお店。
近くに立ち寄ったら是非おすすめな一店だった。
日が長い時期だったのだが、ようやく暗くなってきた。
バスの最終便に滑り込み、ホテルへ。
そんな感じで、8日目は終わり。次は9日目、フィレンツェへ移動。